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子どものアレルギー体質は母親がつくる

子どものアレルギー体質は母親がつくる コメント

 子どものアレルギー体質は母親がつくるは、アレルギー体質に悩む子ども、大人、お年寄りまで、全ての方に使える本です。喘息花粉症の人も含め、隠されたアレルギー(なんとなく疲れやすい、頭痛が時々ある、タバコの煙などに過敏に反応するなど)に悩む人にも、実生活で使える本として、お勧めできます。
 良かれと思って飲んだり食べたりしていても、アレルギー体質の食生活改善という面では逆効果であることもあります。
 強アレルギー性食品(低温殺菌牛乳きな粉牛乳など)を体にいいと勘違いして無理に飲んだり食べたりしている間は、アトピー性皮膚炎も治りません。
 本気でアレルギー症状の緩和を考える医療関係者には、ぜひ熟読していただきたい本です。アレルギー発生のメカニズムが患者さんにも説明しやすく、簡潔・明瞭に書かれています。アレルギーで悩む方の針治療を考える時にも参考になります。
 戦後、冷たい牛乳を飲む習慣が広まったことと、アレルギーの発生が劇的に増加した経緯との関係が理解できます。生に近い乳製品やタンパク質などを過食する習慣が妊娠中から影響して、子どもアトピー性皮膚炎、大人では多様なアレルギーの発生を誘発していることが理解できます。
 ヨーグルト過食の危険性日本の野菜の品質の低下について考慮できていないのは残念ですが、特定の商品を買わせようとする広告本ではありません。大変、お買い得の本です。

これは、医学的に見ても、まさに理に適った指摘!

 アトピー性皮膚炎花粉症などのしつこいアレルギー症状を解明するための、「食物からのアプローチ」は、医学的にも理に適った考え方であると思います。
 今回、食品学の権威である稲神先生のご調査には、医師である私も、驚くばかりです。特に、食物アレルギーの原因かもしれないとされた「合成添加物や残留農薬」の問題、また「日本人の過タンパク食生活」へのご指摘は、たいへん興味深いものです。
 この本が、お子さんを持つ多くの方々に読まれることを願ってやみません。
医学博士 帯津良一

低温殺菌牛乳が、じつは強アレルギー性

 牛乳タンパク質は、大きく分けて、カゼインタンパク質とホエイタンパク質からできています。どちらのタンパク質もアレルギー性をもっていますが、とくに、ホエイタンパク質のベーター・ラクトグロブリンは、強いアレルギー性をもっています。
 このベーター・ラクトグロブリンは、消化性が悪いばかりでなく、他のタンパク質の消化を妨害する性質をもっています。これをタンパク質分解酵素阻害物質といいます。
 似た物質は、卵、大豆にも含まれています。
 これらが三大アレルギー食品といわれることと、この消化酵素阻害作用とは関係があるようです。消化不良はアレルギー発生の原因になるからです。
 このベーター・ラクトグロブリンも80度以上に加熱すると、消化性はよくなり、アレルギー性は弱くなります。しかし、65度以下で加熱処理される低温殺菌牛乳は、消化が悪く、強いアレルギーをもちます。
 低温殺菌牛乳は、牛乳メーカーの都合で生まれたものです。
 以前は牛乳の殺菌技術が劣悪で、70度以上に加熱すると牛乳タンパク質が凝固し、乳脂肪も分離して、びん詰牛乳の上面に凝固膜ができ、古い牛乳と間違われて、消費者の苦情の対象になっていました。
 この加熱凝固の膜もできず、当時の医学上の要求であった牛結核菌を死滅させる加熱条件として、62〜65度、30分加熱の部分的殺菌法が、1933(昭和8)年に決められました。これが低温殺菌牛乳の起源です。
 母乳は「生」で飲むから、牛乳も「生」がよいと考えるのは間違いで、牛乳は、子牛が飲むのに適するように出来ており、ヒトにとっては免疫的に異物です。
 アメリカでは、胃腸出血をともなう強いアレルギー症を起こすことから、乳幼児には、低温殺菌牛乳を決して与えるなと、警告を出しているほどです。(Daily Council Digest, Vol.51, No.1 1980)

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健康食品の「酢大豆」に注意しよう

 生大豆には、2Sグロブリンという強いアレルギー性物質が含まれています。さらに、甲状腺を肥大させる有害物質やタンパク質の消化を阻害するトリプシン・インヒビターという物質が含まれています。
 昔から、大豆は加熱して食べてきました。幸いにも、これらの有害物質は加熱でかなり分解されます。
 それでも熱に強い有害成分が残ることがあるので、豆乳を凝固させて豆腐にして有害物質を濾過液に逃がす方法、または、みそ、しょう油、納豆のように発酵で有害物質を分解させる方法などがとられてきました。
 生大豆を食酢に一週間漬ける程度では、これらの有害物質は分解しません。食酢程度の弱い酸では有害物質は分解されません。また、大豆を軽く焼いても、豆の中心部まで熱が通らないために、一部の有害物質は残ります。
 きな粉や加熱不充分な枝豆には、消化阻害物質がかなり残っているとの報告があります。消化阻害物質が残る大豆を食べると消化不良になり、腸内にアレルギーの原因となる未消化のタンパク質が多くなります。これが大豆アレルギーの発生につながります。
 酢大豆の効用を無理に探してみると、消化不良による体重減少があります。
 タンパク質の消化が悪くなると、次第に体重が減少し、見かけ上は、血圧や血糖値も下がるでしょう。しかし、その裏には危険が潜んでいます。タンパク質は栄養の基本になるものです。
 その吸収が悪くなるのですから、血液中のタンパク質は少なくなり、むくみが出て下腹はふくれてきます
 ついには肝臓を悪くし、細菌などに対する免疫力は低下します。
 また、未消化タンパク質は大腸に移行し、そこで腸内細菌の異常増殖を促し、発生する有害アミンやアンモニア、刺激性有機酸が腸を刺激して、下痢を起こし、消化不良はさらに進行します。
 これは、腹一杯食べて、あとは下剤を飲んで栄養分を排泄させる危険なダイエットに似ています。
 妊娠、授乳中の母親、幼児や老人は、加熱不充分な、酢漬け大豆、きな粉、枝豆などは排除するのが賢明です。

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