斜視・斜位・上斜筋麻痺の症状を改善する原因への有効な対策と治療方法
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斜視・上斜筋麻痺に効果のあるツボ刺激
上下斜視の原因で上斜筋麻痺は頻度が高い
後天性の上斜筋麻痺(上下斜視)へのツボも有効な場合があります。
頭痛を起こす原因にもなる眼精疲労を起こしやすい後天性の上斜筋麻痺は、噛み合わせ矯正のツボで症状を改善していきます。
頭部の緊張が緩和するなどして、神経が活性化するため、上斜筋麻痺に対しても改善する効果があるからです。
上斜筋は、目を下や内側に向かせる筋肉で、滑車神経支配です。
後天性の上斜筋麻痺の大きな原因として推測されるのが、化学物質の暴露と歯の噛み合わせの不具合で、原因となる化学物質から離れた後も、体が歪みだけ覚えています。
化学物質暴露後の歪みの解放と噛み合わせを矯正するツボで、上斜筋麻痺の状態が改善します。
内斜視・外斜視・斜位は関連する症状も緩和しやすい
斜視とは眼位の異常に、両眼視の異常が加わった症状
斜視とは、両眼の視線が正しく目標に向かわない状態で、眼位(両眼の相対的な向き)の異常に、両眼視(両眼を一緒に同時に用いる機能)の異常が加わった症状です。
内斜視・外斜視・上斜視・下斜視
- 内斜視:目が内を向いている。全体の7割
- 外斜視:目が外を向いている。大人に多い
- 上斜視:目が上を向いている。麻痺性斜視
- 下斜視:目が下を向いている。麻痺性斜視
斜視の機能的な種類
内斜視:乳児内斜視・調節性内斜視・非調節性内斜視・部分的調節性内斜視
内斜視は、種類を問わず、なんらかの治療が必要とされています。内斜視にはDS元気HSPも有効です。
内斜視で、後天的なものは、生後1年以降に起き、近くを見る時に内斜視が起こります。
内斜視の治療は、手術、メガネによる矯正、手術とメガネによる矯正の併用などがあります。
内斜視は、基本的に治療が必要で、手術以外にメガネによる矯正で治る場合もあります。
- 乳児内斜視:乳幼児の遠視が原因。進行すると、視機能の発達不良で弱視(完全矯正視力0.04〜0.3)。先天的なもので生後半年〜1年に見つかることが多い
- 調節性内斜視:遠視が原因
- 非調節性内斜視:脳腫瘍や神経の病気などが原因
- 部分的調節性内斜視:調節性と非調節性が交じり合った内斜視
外斜視:間欠性外斜視→恒常性外斜視
外斜視は、手術以外の治療では治しにくい面もありますが、手術などの治療を必要としない外斜視にはDS元気HSPも有効です。
外斜視は、俗に「ロンパリ」と呼ばれます。ドイツから見て、片方の目が「ロンドン」を見ている時に、反対の目が「パリ」を見ているような目線になる様子からの表現です。
- 間欠性外斜視:両目の外眼筋のバランスの崩れが原因。寝起きや、疲れている時、遠くを見た時などに、あらわれます。眼の輻輳(近くを見ようとする時に、眼を内側に寄せて、眼前の一点に向かわせる機能)が弱いため、気を抜くと目が外を向いてしまいますが、特に手術の必要も無い、心配無用の誰でもなりうる症状です。進行すると、恒常性外斜視
- 恒常性外斜視:いつも両眼視が異常。病気やケガなどで視力が低下して外斜視になって視力が回復しない場合。
交代斜視→片眼斜視
- 交代斜視:左右の目が交代に斜視。進行すると、片眼斜視
- 片眼斜視:片目だけ斜視。ケガや病気などで視力が低下した場合。左右の目に著しい視力の差がある不同視(がちゃ目)を放置した斜視。乳児内斜視。麻痺性斜視
共同性斜視・麻痺性斜視
- 共同性斜視:左右交代に目の位置がずれる間欠性斜視が進行すると、片目に固定されて、片眼斜視で恒常性斜視
- 麻痺性斜視:外眼筋の麻痺が原因。6本ある外眼筋のどれかが麻痺すると、その方向に目が動かなくなり、ある方向に目を向けた時だけ、斜視がきつくなります
斜位とは眼位の異常はあるが、両眼視は可能な症状
斜位とは眼位(両眼の相対的な向き)に異常はあるものの、両眼視(両眼を一緒に同時に用いる機能)は正常な症状
斜位で目の位置がずれることは無いので、両目で見る機能は発達しています。
眼位の異常があっても、脳と外眼筋が、両眼視を正しく調節するため、斜視になりません。
片目を塞ぐと、両眼視の異常が顕在化し、斜視があらわれてきます。
左右の目に著しい視力の差がある不同視(がちゃ目)の場合、弱い方の目が使われなくなるため、片目を塞いだ時のようになり、良い方の目が片眼斜視になることがあります。
偽斜視とは乳幼児に見られる仮性内斜視
偽斜視とは乳幼児に見られ、斜視ではなく仮性内斜視とも呼ばれます
乳幼児は、左右の目の間隔が離れていて、鼻の根元が未発達で、白目にたいする黒目の比率が大きくなっています。
そのため、内斜視のように見えますが、成長とともに、目の間隔が狭くなり、鼻の根元が発達して、黒目の比率が小さくなってくると、自然なバランスの目になります。
乳児内斜視は、恒常性斜視で片眼斜視なので、少しでも、おかしいと感じたら、眼科を受診してください。
提供:おかだうえ鍼灸治療院