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バネ指の治療

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バネ指とは

 バネ指とは、屈筋腱の輪状靱帯の手掌側が肥厚したことで、スムーズに靱帯性腱鞘(指先〜MP関節)を通れなくなって生じる狭窄性の炎症です。
 バネ指には、抑うつ感が関係している場合もあるので、信頼関係を保った適切な治療で症状が軽減してくると、痛みから生じる抑うつ感も軽減するため、早く治ります。

バネ指の症状

バネ指の症状は弾発指とも呼ばれます

 バネ指の症状は、指を一定の角度にまで曲げていくと急に指が曲げにくくなり、無理に指を曲げると弾発性に指が曲がります。そのため、弾発指とも呼ばれます。指を動かすと弾けるような感覚になるため、指の関節痛として感じることもあります。
 指を曲げている時は、肥厚した輪状靱帯が腱鞘の外にあるので、バネ指の症状が出ません。
 指を伸ばす時に、肥厚した輪状靱帯が腱鞘の中に入ろうとして、バネ指の症状が出ます。
 朝、起きると片側の手で指を伸ばすようにしないと、指が伸びないなどの症状が出ます。

バネ指手術

バネ指手術は慎重に

 バネ指手術は、結節が大きく硬化していて、自然萎縮があまり期待できないときに考慮してください。

バネ指治療

バネ指治療で硬化している局所だけの治療は効果なし

 バネ指の結節が肥厚したままで屈筋腱を腱鞘内に滑り込ませることは不可能です。そのため、肥厚している間は、屈筋腱が腱鞘の中に滑り込まなくても指が伸びやすいようにするため、腱の元にある筋が伸びやすくなるように治療します。
 バネ指の結節が硬化している局所に針を刺すだけの治療では、バネ指の治療効果はありません。

バネ指テーピング

バネ指テーピングを就寝前にする方法

 バネ指のテーピングとして、就寝前に指にテーピングすることで自然治癒を早める方法もあります。就寝中に無意識で、指を伸ばす動作をしていることがあるため、起床時に、バネ指の症状を悪化させている場合があります。そういう場合は、バネ指の症状がある第1・2・3関節の指を一番リラックスできる角度に保ち、第1・2・3関節を縦走するようにテーピングをします。肥厚した腱は、組織を修復する働きで自然に萎縮しますから、就寝中に指の炎症を起こしにくい状態を維持することで、自然治癒の働きを助けることができます。
 バネ指のテーピングとして、手首にテーピングをする方法もあります。

バネ指原因

バネ指原因は体調不良も

 バネ指を悪化させる要因は、他にもあります。

バネ指と腱鞘炎

 バネ指は、手掌側に生じますが、腱鞘炎は、手背側に生じます。
 バネ指と腱鞘炎を陰陽に分けると、手掌側が陰で、手背側が陽ですから、手掌側に生じるバネ指は陰、手背側に生じる腱鞘炎は陽になります。
 バネ指の方が陰になるということは、バネ指は腱鞘炎の治療よりも難しいということです。
 実際の臨床でも、バネ指は腱鞘炎の治療よりも難しいです。そういうこともあって、バネ指と腱鞘炎のページを分けることにしました。

バネ指とゴルフ

 ゴルフでバネ指になるのは、バネ指が手のひら側に生じることから、本人がバネ指になりやすいゴルフクラブの握り方をしていることが多いです。
 バネ指になるゴルフ好きな人には元気な人が多いので、病院で、ステロイド剤とキシロカイン(麻酔薬)の注射(手のひらに打つので、痛いと思います)をしてもらって、少しの間、安静にしていれば、ゴルフでのバネ指が早く治る人も多いです。
 バネ指を避けるゴルフクラブの握り方は、しっかりとソフトに握るのが良くて、不安定に強く握りしめるのは良くないです。上級者から、マンツーマンで指導を受けるのがベターです。

バネ指とマッサージ

 バネ指はマッサージで治る場合もありますが、時間がかかることが多いです。
 バネ指がセルフマッサージで改善することもあります。
 バネ指はマッサージだけで治そうとするよりも、他の治療法で軽い状態に持ち込んでから、上腕二頭筋肉や手首の手背側を収縮させて手掌側の腱をストレッチする方法と上手なマッサージを組み合わせると効果的です。

バネ指の針治療

良い針を使って、ピンポイントで針先の位置を設定した針治療

 個人の体調によって、他のツボも活用します。

外部リンク


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