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肝炎の原因への対策と治療方法

非加熱血液凝固(第[、第\)因子製剤投与による肝炎

 1988年(昭和63年)以前に手術や出産を経験された方は、C型肝炎ウイルスが発見されておらず、製造工程におけるウイルス不活化のための技術(加熱など)も充分ではなかったため、血液製剤で肝炎ウイルスに感染している可能性があります(推定:B型肝炎150万人、C型肝炎150万人)。
 (1)「血が止まりにくい」人。新生児出血症(新生児メレナ、ビタミンK欠乏症など)も含む
 (2)肝硬変や劇症肝炎で入院し、出血の著しかった人
 (3)食道静脈瘤の破裂や消化器系疾患により大量の吐下血があった人
 (4)大量に出血するような手術を受けた人(出血時の大量出血も含む)
 ただし、1989年以降も、衛生管理が不充分であるなど、院内感染の事例は発生しています。

1966年に「血清肝炎予防に関する研究」で、感染の危険指摘

 「フィブリノゲンは肝炎の危険が大であると、欧米では充分に警告されている。しかし、わが国では危険性について知られていないと指摘。同製剤投与によって高い確率で肝炎が発症していることについて、「フィブリノゲンの影響が大である」と、警鐘を鳴らしていた。

1981年の国立予防衛生研究所(現・国立感染症研究所)の報告

 1977までに製造されたフィブリノゲンを検査したところ、全てからB型肝炎ウイルス陽性の反応が出ていた。
 ちなみに、同製剤を製造・販売していた旧ミドリ十字(現:三菱ウェルファーマ)は、1977年から1978にかけて、製造時のB型肝炎の検査を強化していた。

 ↑日本人必読の書

1984年の日本輸血学会で発表された研究報告

 心臓の手術で各種の血液製剤(フィブリノゲンを含む)を投与された人の50%以上が肝炎を発症。
 これに対し、血液製剤を投与されなかった人の3%が肝炎を発症(院内感染か?)。
 肝炎ウイルスに汚染された血液製剤による感染は、1987年に青森県の産科病院で集団感染が発覚する前にもあったが、旧ミドリ十字の本社側は「肝炎発生は青森県の八例以外ない。現在、全国で調査中」と虚偽回答するよう指示していた。集団感染を報告しに来た同社社員に対し、当時の厚生省医薬品副作用情報室長は「(肝炎発生の)原因究明、予知は無理との文献はないか」などと、会社側に立った対策を指示していた。こういう状況が続くうちに、産科や外科などの治療に広く使われ、薬害肝炎の被害が放置されてしまった。

ダイエット食品による死亡は薬害(不適切な薬物の使用)

 インターネットなどを通じて、法の網をかいくぐる形で購入できる”危険な健康食品”に注意!
 テレビショッピングで購入された人もいました。
 管理人は、たった一錠で、肝機能低下と血圧異常が後遺症として残ってしまった人の鍼治療を担当したことがあります。
 健康食品には十分お気を付け下さい。
 甲状腺ホルモンや食欲抑制剤のフェンフルラミン(心臓と肺の移植が必要となる難病「原発性肺高血圧症」や心臓弁の異常を引き起こす場合もある医薬品成分)やN−ニトロソ−フェンフルラミン(フェンフルラミンのニトロソ化合物)などを含むダイエット食品など。
 「オロチンチャス」は、健康食品販売会社「グローバル伊藤園」が、茶素膠嚢を詰めたもの。
 「御芝堂減肥膠嚢」を販売していた広州御芝堂保健制品有限公司は、別のダイエット食品でも、複数の中国人女性が死亡したため、損害賠償の訴訟を起こされている。
 「因果関係が不明」との理由で商品名を公表していない場合もありますから、肝障害や甲状腺障害など、体調の崩れには充分注意して下さい。

三叶減肥茶に販売中止と商品回収の指示

 「三叶減肥茶(さんえーげんぴちゃ)」には医薬品にしか使用できないセンナの葉が含まれています。そのため、個人輸入代行業者に対し、販売中止と商品回収が指示されています。

日本の「漢方薬神話」は要注意

 エフェドラ(Ephedra)は、「麻黄(マオウ)」のことで、漢方薬の葛根湯(かっこんとう)、麻黄湯(まおうとう)、越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、神秘湯(しんぴとう)、五積散(ごしゃくさん)などに含まれています。エフェドラは、自然なハーブとして、補助食品、煎茶、食品添加物、カプセル剤、錠剤など、いろいろな形で販売されていますが、塩酸エフェドリンと同様の副作用があり、死亡する場合(米国では1993年以降、死者80人以上)もあります
 漢方薬は薬です。本来は、東洋医学的に丁寧な診断を行った上で処方されるものです。処方が無かったり間違いであったり、強い薬の混入を隠されているなど、イメージ先行で危険が野放しにされている現状が大きな問題を招いています。
 DS元気で、ツボ押し、してみてください。

E型肝炎に5%が感染

 国立感染症研究所(感染研)で、健康な人から採取し保存していた血清を調べたところ、E型肝炎の抗体が5.4%の人から検出された。このことは、日本国内で推定、約600万人がE型肝炎ウイルスに感染していたことを示します。
 「肝疾患共同研究班」で、原因不明の急性肝炎と診断された人の血清を調査したところ、18%以上の人からE型肝炎の抗体が見つかった。
 感染研では、「A、B、C型のいずれでもない急性肝炎については、医師はE型を疑ってみるべきだ」と警鐘を鳴らしている。
 E型肝炎は、人畜共通感染症で、国内の豚からも検出されました。E型肝炎の予防には、加熱処理が有効です。

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