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緊張性筋炎症候群(TMS)の治療

緊張性筋炎症候群(TMS:Tension Myositis Syndrome)

 緊張性筋炎症候群(TMS)は、通常の治療方法だけでは改善が難しいです。効果を実感してもらうことが難しい場合があります。なぜかというと、治療で過剰に肉体に意識を向けないようにする必要があるからです。実は、治療には当事者の認知の改変が不可欠で、この原理に納得してもらえなければ治療効果が出ません。歯の治療を考慮する必要もあります。
 治療効果をその場で実感できない場合、不信感や不安などの不快な感情を抱かれ、信頼を失うだけではなく、つらい症状が悪化してしまう例もあります。認知の改変には日数がかかるのが大半ですから、治療効果が出るにも日数がかかります。
 なぜ、そうなるのかというと、緊張性筋炎症候群(TMS)は、無意識レベルに抑圧した怒りや不安などの不快な感情が意識レベルに出てきそうになると、交感神経を介して細動脈を収縮させることで血液の流れを抑制してしまうことで組織の酸欠状態を引き起こし、筋肉であれば痛みや腫れ、神経であれば痺れや感覚異常などの辛い症状が激しく出ることもあって、動作恐怖の感情で心を呪縛し、意識を肉体に向けざるを得ないように作用してしまう症候群だからです。
 血管が細動脈の収縮によって圧迫されているので、該当する血管を圧迫する姿勢をとると、血流障害で酸欠状態がひどくなるため痛みが激しくなります。神経を圧迫するから痛みが起こるのではありません。酸欠状態がひどくなるから痛みがひどくなるのです。人間の体は血中酸素濃度が少し低下しただけでも、明らかな機能低下、過敏と麻痺の極端化、免疫反応の極端な亢進や低下などの失調を引き起こすのです。体は、酸欠状態を解消するために、炎症を起こして血液を少しでも多く誘導しようと対応しているのです。こういう状態の時は、アイシングによる消炎鎮痛効果も大幅に低下してしまいます。
 医療関係者は、感情を意識しないことで客観的に診断するように教育されている、ということを念頭に置く必要があります。そうでなければ、いくら気の流れのアンバランスを検出したとしても、症状を軽症化させるために必要な手段の行使、つまり治療に失敗してしまう可能性が大きい症候群なのです。
 筋炎が気になる場合は、念のため、GPTの検査数値を確認しておくと安心です。

緊張性筋炎症候群(TMS)を理解してもらうのが難しい

 なじみのない概念を理解するためには、脳がしっかりと機能していることが大切です。
 体に酸欠状態が発生していると、当然、血液中の酸素濃度も低下してしまいます。脳が酸欠状態では、脳の機能も低下しており、ますます理解してもらうのが困難です。痴呆という意味ではなく、馴染みの無い概念を理解する力が低下している状態である、ということなので、日常の定型的な仕事は、むしろ、あれこれ考えないので意外とこなせます。

緊張性筋炎症候群(TMS)に対する針治療

 中国医学にも七情という感情のことを考えてバランスをとっていく治療体系があります。しかし、現代の治療者は西洋医学の基礎教育も受けているため、感情が関係する緊張性筋炎症候群(TMS)については影響を軽視してしまいがちです。むしろ、中国の古典の「素問 五藏別論篇第十一」の最後の方にある文章

拘於鬼神者.不可與言至徳.惡於鍼石者.不可與言至巧.病不許治者.病必不治.治之無功矣.

を現代に当てはめて意訳すると、緊張性筋炎症候群(TMS)がそれに対応するのではないか、とも感じるからです。
 緊張性筋炎症候群(TMS)は自分で変化を体験するか、治療において本気で苦悩しないと、むしろ医療関係者にとって理解しがたい概念です。
 緊張性筋炎症候群(TMS)の概念をも包括した治療が大切です。
 ツボと経絡の観点から言うと、臨床的に、募穴が有効に作用しています。病理のプロセスも考え合わせると、どうしても即効性を約束するのが難しい厄介な症状です。他に、足の厥陰肝経手の厥陰心包経足の少陽胆経手の少陽三焦経足の太陽膀胱経などの気の流れを整えることも重要かと感じています。

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外部リンク

腰痛治療最前線―TMSジャパン公式サイト