PM2.5の有毒成分PAH(多環芳香族炭化水素)による健康被害の症状を改善する有効な対策と治療方法
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PM2.5の有毒成分PAH(多環芳香族炭化水素)
PM2.5の有毒成分PAH(多環芳香族炭化水素)が増えたのは、中国で車が増えたから
中国では、殺虫剤の原料になる有毒なPAHでオクタン価を高めた、通称、殺虫剤ガソリンが横行しています。
硫黄分の多い軽油で走る整備不良の粒子状物質減少装置(DPF)を装着していないディーゼル車も多いです。
そのため、多環芳香族炭化水素(PAH)だけでなく、毒性がPAHの100倍以上のNPAHも大量に排出しています。
毒性が多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上という猛毒のMPAHも中国は日本より多いです。「NPAH 中国」で検索してみてください。
黄砂+PM2.5→猛毒NPAHが、日本に飛んできて、花粉症や咳や皮膚炎を悪化させています。
PM2.5に含まれる有害なPAHには発癌性も
PM2.5に含まれる有害なPAHを増やす中国の車
今より中国での車の走行が少なかった2001年〜2005年の観測値でも↓
- 東京のPAH:5.9ng/m3
- 鉄嶺(中国)のPAH:258ng/m3(東京の44倍)
- 北京(中国)のPAH:270ng/m3(東京の46倍)
- 瀋陽(中国)のPAH:313ng/m3(東京の53倍)
- 撫順(中国)のPAH:1205ng/m3(東京の204倍)
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)
多環芳香族炭化水素(PAH)には発癌性が強いものも
多環芳香族炭化水素(PAH)とは、英語名が、Polycyclic Aromatic Hydrocarbon で、ベンゼン環を多数持つ、多環芳香族炭化水素の総称です。
多環芳香族炭化水素(PAH)は、化石燃料の他、木材、タバコ、焼肉、お香などの不完全燃焼や熱分解によって生成されるほか、天然物として原油にも含まれています。
多環芳香族炭化水素(PAH)は、PCBやダイオキシンと同じように、人体に存在する芳香族炭化水素受容体(AhR)に結合することで、毒性を発現して、生体に害を与えます。
- 発癌性
- 突然変異誘発性(催奇形性)
- 免疫低下(胸腺の萎縮)
- ストレス感(抑うつ感)を増す
- 呼吸器・循環器・アレルギーなどの悪化
- 咳喘息
- 花粉症の悪化
- エストロゲン(女性ホルモン)撹乱作用(環境ホルモン)
- 不完全燃焼時、ダイオキシンの数万倍の量が発生
- 大気中では、ガス状または粒子状として存在
- 降雨や河川などにより水質汚染や土壌にも移行
- 海水1リットルに数μグラムの濃度で、プランクトンに害
- 光や微生物によっても分解されにくい
- 食物連鎖による蓄積
多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上の毒性があるNPAHなどのPAH誘導体
黄砂や大気中でも化学反応を起こし、PAH誘導体を生成します。
- NPAH:毒性が多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上で、より強い発癌性
- PAHキノン:呼吸器・循環器・アレルギーなどの悪化
- PAH水酸化体:エストロゲン(女性ホルモン)撹乱作用
NPAHとはニトロ多環芳香族炭化水素で毒性が多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上の猛毒
NPAHとは、英語名が、NitroPolycyclic Aromatic Hydrocarbon で、ニトロ基を持つ多環芳香族炭化水素(PAH)の総称です。
NPAHは、多環芳香族炭化水素(PAH)がニトロ化された誘導体で、多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上の変異原性を持ち、発癌性が強くなります(1-ニトロピレン、1,8-ジニトロピレンなど)。
- 一次生成:化石燃料等の燃焼で多環芳香族炭化水素(PAH)と共に生じる。燃焼温度が高いほどニトロ化しやすいため、1100℃程度の石炭ストーブよりも2700℃程度のディーゼルエンジンの方が猛毒のNPAHの生成比率が高い
- 二次生成:大気中に排出された多環芳香族炭化水素(PAH)が太陽光の関与を受け、窒素酸化物と反応してニトロ化して生じる(2-ニトロピレン、2-ニトロフルオランテンなど)
- 黄砂:ニトロ化を促進するため、黄砂+PM2.5→猛毒NPAHという化学反応でNPAHを生成しながら中国から日本へ飛来
PAHキノンは、慢性病を悪化させる
PAHキノンとは、多環芳香族炭化水素(PAH)が酸化された誘導体で、活性酸素種(ROS)産生作用を示すため、呼吸器疾患・循環器疾患・アレルギー疾患などを悪化させます。
多環芳香族炭化水素(PAH)が生体内に取り込まれて、代謝反応を受けても生成されます。
中国から日本に飛来するまでの間に多環芳香族炭化水素(PAH)が酸化されると、PAHキノンになります。
PAH水酸化体は、女性ホルモン撹乱作用(環境ホルモン)
PAH水酸化体は、女性ホルモンを撹乱させる作用(環境ホルモン)をします。多環芳香族炭化水素(PAH)が生体内に取り込まれて、代謝反応を受けても生成されます。
多環芳香族炭化水素(PAH)を増加させる中国の排気ガスと黄砂
多環芳香族炭化水素(PAH)の発生原因の多くは自動車と家庭の暖房
多環芳香族炭化水素(PAH)の発生は、自動車からが最も多く、家庭の暖房も多いです。
多環芳香族炭化水素(PAH)は、火力発電所、工場、ゴミ焼却場(瓦礫焼却も含む)、タバコなどから発生しています。
中国の車の台数が最近10年間で4倍に増えているため、毒性が多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上のNPAHも増え、緊急事態です。
- 自動車からの多環芳香族炭化水素(PAH):ゴミ焼却の約4千倍
- 家庭の暖房の多環芳香族炭化水素(PAH):ゴミ焼却の約千倍
NPAHの毒性は多環芳香族炭化水素(PAH)の100倍以上
自動車の台数が増えると、排気ガスから放出されるNO2(二酸化窒素)やVOC(揮発性有機化合物)や硫酸塩エアロゾルの発生が増え、燃焼時の化学反応で生成される多環芳香族炭化水素(PAH)も増えます。
- NO2 + VOC + 紫外線(太陽光線) → 光化学スモッグ
- NO2 + VOC + 光化学スモッグ + 硫酸塩エアロゾル → 多環芳香族炭化水素(PAH)
- NO2 + 多環芳香族炭化水素(PAH) → NPAH
- 多環芳香族炭化水素(PAH) + 光化学スモッグ → PAHキノン
成人は、一日に22.2m3の空気を吸い込むので、約20kg、ごはん約100杯分の空気を吸っています。ですから、呼吸で体内に取り込まれやすい多環芳香族炭化水素(PAH)への対策は重要です。
PM2.5の有毒成分多環芳香族炭化水素(PAH)は中国で増加中
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)の内部被曝による人体実験で人体の謎の解明も進む?
多環芳香族炭化水素(PAH)による芳香族炭化水素受容体(AhR)を介した毒性発現は多岐に渡りますが、その分子機構に関しては、まだ解明されていないことが多いのが現状です。
猛毒のNPAHによる内部被曝は人体実験そのものです。
多環芳香族炭化水素(PAH)が、リガンドとして芳香族炭化水素受容体(AhR)に結合されることで、いろいろな遺伝子の転写活性化を乱された人が病院に出向き、そこで運良く、クールな医療技術者達の手によって精査されれば良いのですが。
人体実験でしか確定できないようなCYP(シトクロムP450)の生理学的機序が解明され、その結果、遺伝子のことがより解明され、分子生理学が進歩し、新薬の開発やiPS細胞の活用範囲が広がるなど、後世の役に立つのかもしれません。
北京型スモッグ=ロンドン型スモッグ+ロサンゼルス型スモッグ
中国から瀬戸内海を通って関西にまで届くPM2.5の量は、空を目視していた経験から、2008年の北京オリンピック直前が一番ひどかったです。現在は、その時よりも減っています。
中国のエネルギー消費の主体が、この数年間で、石炭消費が若干減少し、自動車による石油消費が大幅に増加しています。
日本のマスコミでは殆ど報道されなかった「ロンドン型スモッグ」に、「ロサンゼルス型スモッグ」が追加されて、ようやく日本のマスコミも報道するようになりました。
PM2.5の量は減少していますが、毒性は強くなっています。毒性が強くなっている点に警戒する必要があります。
ロンドン型スモッグでは、1952年12月に1万人以上が死亡したロンドンスモッグ事件があります。
テレビなどでPM2.5のことを急に報道するようになったため、「瓦礫焼却の危険性を隠蔽する陰謀」だと思い込んでいる人もいます。
むしろ、「黄砂+PM2.5→猛毒NPAHの危険性を隠蔽する陰謀」ではないでしょうか。
テレビ業界よりも、左翼でない週刊誌の業界にいる人の方が、ジャーナリズム精神に基づいた取材と関係者への配慮(あえて公表しないことも)が出来ています。
中国の有害な多環芳香族炭化水素(PAH)対策を2013年からは本腰で
2013年になって、ようやく日本のマスコミが中国のPM2.5のことを頻繁に報道するようになったのは、有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)が急増したのが、本当の理由ではないかと推測しています。
現在、中国での自動車の増加に伴って、二酸化窒素が増加しています。そのため、有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)も増加しています。
最近、関西に住む人の健康状態の変化をみていると、中国からの大気汚染PM2.5に、量から質の変化(粉塵量は減少→有毒性は増大)を感じます。
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)の分布状況をリアルタイムに把握できない現状なので、硫酸塩エアロゾルPM2.5予報・注意報などを活用してください。
空気清浄機を活用するなど、大気中に撒き散らされた有毒物質を吸い込んでしまう量を減らす対策をおすすめします。
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)の飛散量を日本政府が公表すると中国を刺激しかねないので、PM2.5の成分を知らせないのかなと邪推しています。
PM2.5自体は、マナーの悪い人が、周囲に撒き散らす煙を配慮せずに物を燃やしても激増するし、花火でも爆竹でもタバコでも野焼きでも、限られた時間と地域で、すぐに高い数字が出ます。
中国の有毒なPM2.5で、2013年以降の日本は、緊急事態
PM2.5は有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)を含むため、日本国内の焼却場から排出される瓦礫焼却のPM2.5よりも有毒です。かなり本腰を入れて対策しないと、本当に健康被害を受けてしまいます。
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)を含むPM2.5で、喉の痛み、健康な大人も肺の機能が低下した酸欠状態で、頭脳が働きにくい、鼻に熱が籠もって詰まりやすい状態が雨の日ほど強いなどの体調になっています。
PM2.5の毒性は、緊急事態(人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶ)です。
PM2.5の健康被害と悪影響
中国の大気汚染PM2.5は、暖房のために石炭の燃焼が増える冬が最も酷くなります。中国に近い西日本への悪影響は明白です。
PM2.5の毒性が強いのは、不純物が多い石炭を燃やした時に出る煙を浄化する装置の稼働率が低いことも原因の一つです。
PM2.5が原因で花粉症も悪化
花粉症で咳が止まらないのは、PM2.5を構成する主要な微粒子である硫酸塩エアロゾルの分布が影響しています。
花粉症で咳が止まらないのは、硫酸塩エアロゾルなどから生成される有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)を吸い込んだ上に、花粉に反応するからなので、黄砂+PM2.5→猛毒NPAHの影響も無視できません。
花粉症で咳が止まらないのをひどくしている原因は、有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)です。花粉だけのアレルギーなら、もう少し穏やかな症状ですみます。
中国の大気汚染PM2.5は、スモッグの形で来れば、目視でモヤを確認できます。花粉だけのモヤではありません。
中国の大気汚染PM2.5の危険度と悪影響
中国の大気汚染PM2.5濃度と大気汚染指数AQI
- good (良好):空気の質は良好で、健康への危険は殆ど無い
- moderate (許容範囲内):特別敏感な人に症状があらわれ、心臓や肺の悪い人では病状が悪化するおそれ
- Unhealthy for sensitive groups (弱者に危険):敏感な人に症状があらわれ、心臓や肺の悪い人の病状が悪化
- Unhealthy (危険):心臓や肺の悪い人の病状が悪化し、一般の人にも症状があらわれる
- Very Unhealthy (大いに危険):心臓や肺の悪い人の病状が重くなって、一般の人の疾患も明らかに増加
- Hazardous (緊急事態):人体のあらゆる部位に直ちに計り知れない危険が及ぶ
- Beyond Index (超・緊急事態):大気汚染指数AQIが500超!
中国の大気汚染指数AQI
- good:0〜50=日本 良好〜許容範囲内〜弱者に危険
- moderate:51〜100=日本 弱者に危険〜危険
- Unhealthy for sensitive groups:101〜150=日本 危険
- Unhealthy:151〜200=日本 大いに危険
- Very Unhealthy:201〜300=日本 大いに危険〜緊急事態
- Hazardous:301〜500=日本 緊急事態
日本の大気汚染指数AQIと現在の運用状況
- 良好:0〜15(完全禁煙で綺麗な空気を維持)
- 許容範囲内:16〜 35(花粉症で咳が止まらない時は、空気清浄機)
- 弱者に危険:36〜 69(空気清浄機を活用)
- 危険:70〜150(換気は最小限、空気清浄機を活用)
- 大いに危険:151〜250
- 緊急事態:251〜500
PM2.5の多環芳香族炭化水素(PAH)による症状
PM2.5で、目の充血や、人によっては炎症熱が激しく出るため、細菌感染やウイルス感染でないのに、のどの腫れがあったり、黄色の鼻水が出たりします。そのため、細菌などの感染症と誤診されることもあります。
この炎症の薬として抗生剤は不適切です。大気汚染物質という活性酸素で傷ついた体に、抗生剤という活性酸素を追加することになるからです。
粘膜が傷つくことで、鼻をかむと微量の出血を確認したり、ちょっとしたことで鼻血が出ることも。
アレルギー反応(潜在的なアレルギー反応も含む)が出たり、眼精疲労になることもあります。
中国の大気汚染PM2.5の多環芳香族炭化水素(PAH)は、肺から長期に渡って血液に少しづつ吸収されていきます。
このことで、呼吸器官の繊維化を促進されるため、酸素摂取能力が低下し、炎症反応を起こしやすくなるため、咳喘息、疲労感、脳力低下、耳鳴り、ウイルスに対する免疫力低下、結石、腎炎、頭痛、筋肉の性能低下による関節痛、腱鞘炎、足がつる、こむらがえり(腓腹筋痙攣)、線維筋痛症、アトピー性皮膚炎(特に顔面)の悪化などを引き起こします。
中国から発ガン性物質PAH(2008年4月の要約)
多量の発ガン性物質PAHが中国から飛来
PAHの濃度を毎日、測定した結果、組成分析と気象解析から、中国が発生源であることが判明。
中国では、日本の数百倍に及ぶところもあり、一部が偏西風に運ばれて、日本に飛来。
中国から汚染物質確認 (2008年1月の要約)
中国大陸から日本に流れ込んでいる中国からの汚染物質
近年、蔵王(山形市)の樹氷が通常より高い酸性度。
解析は、気象観測衛星が観測したデータを利用。
可視光と近赤外線の波長領域を使って土壌、植生、水蒸気を区別し、画像処理した結果、中国からの気流は、雲とは異なる物質で、主に、上海方面と北京方面の2方向から大きな流れがあることが判明。
蔵王の樹氷を採取し成分を分析すると、硫酸濃度が通常の雪の3倍近い水準で、pH3.8と強い酸性。
硫黄の同位体の構成比率の照合で、蔵王の硫黄分は、上海周辺や北京周辺で採取した石炭内の硫黄分と同じことが特定されており、気流の成分が硫黄酸化物であることが裏付けられた。
中国からの越境汚染(2007年11月の要約)
クローズアップ現代 NHKで放送“越境汚染”
光化学スモッグが、九州地方を中心に復活し、今年、注意報が発令された都道府県数が過去最高を更新。
離島でも深夜に光化学スモッグが多発するなど、これまでにない事態。
中国大陸で発生した排ガスが紫外線を浴びて毒化、国境を超えて日本に降り注ぐ"越境汚染"。
「ガス状水銀」や「すす」など様々な大気汚染物質の飛来も確認。
中国から光化学スモッグ(2007年5月の要約)
中国の大気汚染の増大で光化学スモッグ発生も増加
九州の北西部を中心に発生した光化学スモッグは、「中国が原因」と国立環境研究所が発表。
中国の工業地帯の中には、日本の四日市喘息の時の人口あたりの喘息死亡者数と比べて、約10倍の死亡者が出ている地域も。
中国からの大気汚染対策
- マスク:保湿して喉の働きを高める
- 掃除機:排気のきれいな高価なもの
- 空気清浄機:フィルターが高性能なもの
- 水で洗い流し
- 雑巾で水拭き
中国からの大気汚染で気管支喘息が増加
中国の大気汚染に含まれている化学物質で気管支に炎症が起き、気道が狭くなります。
そうなると体は咳止めの薬のように神経を緊張させて気道を確保しようとします。
寝る時に神経が緊張するので睡眠が浅くなり、夜更かししたような体になります。
わかりやすく言うと、喘息状態の体になっているので、猫背にすることで気道を広げ、肩呼吸で呼吸量を確保する必要があるため、肩甲骨内縁は熱がこもって凝ります。
中国からの大気汚染による症状の治療方法
夜、寝る時にマスクをして横を向いて寝ると楽です。お試しください。
カラ咳が酷い場合は、脇の下に、ハンカチにくるんだ保冷剤を数秒あてて熱を冷ましたり、酷ければ、病院でステロイド剤の吸引剤を処方してもらってください。
肝臓の解毒作用を高めるため、電解還元水(アルカリイオン水)、セレン(特に摂取量に注意が必要で、イオン比が亜鉛144にセレン1)なども多少は有効かもしれません。
中国の大気汚染PM2.5の多環芳香族炭化水素(PAH)による健康障害の治療
ツボ押し
DS元気HSPも活用してください。
- 内関:気管支などの炎症、気道が狭い
- 列缺:肺が苦しい
- 照海:喉痛、目の乾き、炎症、咳などによる睡眠不足
- 魚際:大気汚染PM2.5による肺胞の機能低下
- 懸鐘:脳髄・骨髄・歯髄の働きが弱っている
- 豊隆:リンパ循環の悪化
- 京門:腎臓の機能低下
- 陰陵泉:腹痛
中国からの大気汚染と中国医学の五行理論
心が乱れ、気道が過敏になり咳を繰り返し治りにくい、体力がない、息切れ、アトピー性皮膚炎の悪化、アレルギー体質の悪化、咽の乾燥、耳鳴り、頭がふらつき、顔色が薄黒く灰色、足腰がだるい、呼吸器官が弱り、気管支などが腫れ、消化器官も炎症を起こしやすくなり、腎炎も起こしやすくなり、酸素欠乏状態で注意散漫で脳力が落ちるためミスや人身事故を起こしやすく、自律神経が乱れ、周りの人に配慮する余裕も減り、睡眠障害を起こし、うつ病になりやすく、若年性認知症になりやすく、癌になりやすく、膠原病も悪化しやすく、疲労も回復しにくい、そんな人が日本で増殖中です。中国の大気汚染対策は緊急を要します。
世界の大気汚染都市ワースト10
世界の大気汚染都市ワースト10のうち、中国は7都市
- 北京(中国)
- 重慶(中国)
- 太原(中国 山西省)
- 済南(中国 山東省)
- 石家庄(中国 河北省)
- 蘭州(中国 甘粛省)
- ウルムチ(中国 新疆ウイグル自治区)
- ミラノ(イタリア)
- メキシコシティ(メキシコ)
- テヘラン(イラン)
多環芳香族炭化水素(PAH)に属する化学物質
発癌性・催奇形性が強い多環芳香族炭化水素(PAH)も
多環芳香族炭化水素(PAH)と総称されますが、その種類は非常に多いです。
ここで紹介している多環芳香族炭化水素(PAH)は置換されていないベンゼン環で構成される化学物質です。
アルキル基・ニトロ基・アミノ基が置換された多環芳香族炭化水素(PAH)、ハロゲン化された多環芳香族炭化水素(PAH)も存在します(ニトロアレーン、芳香族アミンなど)が、ここでは省略しています。
特に発癌性や催奇形性が強い多環芳香族炭化水素(PAH)を赤字で表記しています。
- アズレン:含嗽用アズレンと呼ばれる化合物は、1-アズレンスルホン酸ナトリウム
- ナフタレン:防虫剤。赤血球が破壊される。白内障の原因。発癌性の疑い
- 1-メチルナフタレン
- サポタリン:刺激性が強く、人体に有害
- アセナフテン:皮膚や粘膜への刺激性
- アセナフチレン
- アントラセン:有毒性、難分解性、生体蓄積性、皮膚への刺激性。木材の保存剤のアントラセン油やクレオソート油に含まれる。殺虫剤やガソリンの安定剤。誘導体に、アントラキノンなど
- フルオレン:殺虫剤の原料
- フェナレン
- フェナントレン:誘導体に、モルヒネ、コデイン、アリストロキア酸など
- ベンゾ[a]アントラセン:【家庭用品の規制に関する検査項目】コールタール系重質油の成分として存在
- ベンゾ[a]フルオレン
- ベンゾ[c]フェナントレン
- クリセン:木材の防腐剤であるクレオソート油にも含まれる
- フルオランテン:誘導体の3,7-ジニトロフルオランテンに発癌性の疑い
- ピレン:腎臓や肝臓に有害。誘導体として発癌性物質のベンゾピレン
- テトラセン:有機電界効果トランジスタ(OFET)、有機エレクトロルミネッセンス(OLED)の材料
- トリフェニレン
- ベンゾ[a]ピレン(B[a]P、ベンゾピレン、3,4-ベンゾピレン、ベンツピレン):【家庭用品の規制に関する検査項目】
- ベンゾ[e]ピレン
- ベンゾ[a]フルオランテン
- ベンゾ[b]フルオランテン:エアロゾルの吸入で体内に吸収される
- ベンゾ[j]フルオランテン:エアロゾルの吸入で体内に吸収される
- ベンゾ[k]フルオランテン:エアロゾルの吸入で体内に吸収される
- ジベンゾ[a,h]アントラセン:【家庭用品の規制に関する検査項目】
- ジベンゾ[a,j]アントラセン
- ペンタセン:有機薄膜トランジスタ・有機電界効果トランジスタ(OFET)の研究材料
- ペリレン:誘導体に発癌性。危険性の高い汚染物質
- ピセン:カリウム、ルビジウムをドープさせることで、20Kで超伝導
- テトラフェニレン
- アンタントレン
- 1,12-ベンゾペリレン(ベンゾ[ghi]ペリレン)
- サーキュレン
- コランニュレン
- コロネン:土星の衛星タイタンの表面にも存在。コールタールやこげの中に含まれる
- ジコロニレン
- ジインデノペリレン
- ヘリセン:複数の芳香環が辺を共有しながら螺旋状に繋がった(縮環した)化合物の総称
- ヘプタセン:不安定なため、単離されていない
- ヘキサセン:6位と15位に電子が局在化しているため、不安定
- ケクレン:構造の対称性が高く非常に安定なため融点が高く、ほとんどの有機溶媒に溶けない
- オバレン:深海の熱水噴出孔付近で生成される。石油精製の水素化分解で得られる
- ゼトレン
- インデノ[1,2,3-cd]ピレン
有毒な多環芳香族炭化水素(PAH)の発癌メカニズム
生物代謝で、突然変異
生物代謝により、代謝物が親電子状態になり、DNA、RNA、タンパク質中の求核基を攻撃し、共有結合することで、突然変異が生じます。
タンパク質の中には、腫瘍形成を抑制するタンパク質など、ガン形成に重要なものが多数あるため、反応性の高くなった代謝物(metabolite)が、他のターゲットを攻撃します。
そのことで、DNA replication(複製)、転写(transcription)、タンパク質合成が阻害されます。
芳香族炭化水素受容体(AhR)は、ARNTと共に、シトクロム(cytochrome) P4501A1・P4501A2・P4501B1、グルタチオントランスフェラーゼ(GST)などの酵素の標的遺伝子の発現を変化させるリガンド活性転写制御因子(ligand-activated transcription factor)です。
芳香族炭化水素受容体(AhR)は、発生、24時間周期のリズム(circadian rhythms)、ホメオスタシスに、重要な役割を果たしている転写蛋白質です。
ギャップ結合細胞間コミュニケーションへの阻害効果
ギャップ結合細胞間コミュニケーション(gap junctional intercellular communication)。
ギャップ結合は、隣接細胞間にある接着装置の一つで、6つのコネクション蛋白でできていて、中央に小孔を持ちます。この孔を通して、低分子蛋白やイオンが通過し、細胞内情報を隣接細胞に伝達します。
ダイオキシンやPCB(co-PCBs)も、芳香族炭化水素受容体(AhR)との親和力が高いですが、多環芳香族炭化水素(PAH)の方が遺伝毒性(genotoxic)があります。
中国環境保護省の気質指数の活用方法
中国環境保護省の気質指数は、日本ではPM2.5の約3倍
気質指数は、その国の環境基準値(許容範囲内の最大値)を100とした指数のようです。
中国では、PM2.5濃度100以下が、許容範囲内ですから、PM2.5濃度100→気質指数100。
日本では、PM2.5濃度 35以下が、許容範囲内ですから、PM2.5濃度 35→気質指数100。
中国での気質指数は、そのままPM2.5の数値になります。
日本での気質指数は、100/ 35≒2.9で、約1/3の数字がPM2.5の数値になります。
気質指数の約1/3の数字が日本でのPM2.5濃度
- 0〜 50 Excellent (優れた) 0〜 17
- 51〜100 Good (グッド) 18〜 35
- 101〜150 Slightly Polluted (少し汚染) 35〜 53
- 151〜200 Lightly Polluted (軽く汚染) 53〜 70
- 201〜250 Moderately Polluted (適度に汚染された) 70〜 88
- 251〜300 Heavily Polluted (ひどく汚染) 88〜105
- 301〜 Severely Polluted (ひどく汚染された)105〜
気質指数100(PM2.5は35)を超えると、環境基準値を超過
- 0〜 50( 0〜 17):完全禁煙で部屋の綺麗な空気を保ってください
- 51〜100( 18〜 35):花粉症の症状が出てきて、咳が出やすくなります
- 101〜150( 35〜 53):花粉症で咳が止まらない人は咳が止まりにくくなります
- 151〜200( 53〜 70):花粉症で咳が止まらない人は空気清浄機で対策を
- 201〜250( 70〜 88):花粉症で咳が止まらない人は、マスク必須
- 251〜300( 88〜105):空気清浄機で対策を
- 301〜 (105〜 ):マスク必須(寿命を縮めたくなければ)
提供:おかだうえ鍼灸治療院