酸化ストレス・ミトコンドリア・活性酸素

健康情報 > 酸化ストレス解消 >

酸化ストレスとは

酸化ストレス( Oxidative stress )とは

 酸化ストレスとは、酸化作用が暴走し、解毒や障害を修復する還元作用が追いつかない状態のことです。
 酸素が金属を錆びさせていくように、病気や老化や癌の進行を加速させてしまいます。
 疲労や身体のダメージを回復させるには、酸化ストレスを解消させる対策が必要です。

 酸化作用の中には、生きるために必要な呼吸や免疫もありますが、活性酸素も発生させてしまいます。
 必要な酸化作用であっても、その反応が暴走すると、多く発生させすぎた活性酸素で、タンパク質、脂質、DNAなどが障害されてしまい、細胞や臓器が障害を受けて、老化を早め、病気になります。

 このように、活性酸素で身体が錆びていく状態が酸化ストレスです。

 酸化ストレスを上手く解消できると、呼吸が楽になり、自然免疫も向上します。
 自然に元気が出て、自然治癒力が向上し、若くて健康な体になり、癌も発生しにくくなります。

 酸化ストレスの人体への影響は、こちら↓

酸化ストレスの人体への影響

酸化ストレスに関係する疾患や症候群

ミトコンドリアから酸化ストレスが発生することも

ミトコンドリアは呼吸(酸化作用)で、エネルギーを産生

 ミトコンドリアによる酸化作用では、電子伝達系などが働いてエネルギーを産生します。
 酸化作用が暴走して、還元作用が追いつかないと、活性酸素が過剰になり、酸化ストレスの状態になります。
 酸化とは身体が錆びることです。ちなみに、糖化とは身体が焦げることです。

 抗酸化酵素は、活性酸素を消し、身体が錆びるのを防ぎます。
 ミトコンドリアにあるコエンザイムQ10は、活性酸素を無毒化します。

抗酸化酵素

酸化ストレスの化学的な作用

 酸化ストレスは、活性酸素の生産量の増加、または、グルタチオンなどの抗酸化防御の大幅な低下に関連しています。
 酸化ストレスの影響はこれらの変化の大きさに依存しており、これにより細胞は僅かな摂動にも抗して元の状態を維持することができます。
 しかしながら、それもより強くなると細胞死のリスクを引き起こすこともあり、適度であればアポトーシスを誘発する程度に留まるものの、過度の強いストレスは細胞の壊死を引き起こす可能性があります。

 遊離基や過酸化物等を始めとする活性酸素の発生は、酸化ストレスの極めて大きなマイナス面の1つです。
 反応性の低い酸化物などでも、遷移金属またはキノンなどの酸化還元サイクル化合物との酸化還元反応によって、広範囲での細胞損傷を引き起こす危険なラジカル種を生成するものもあります。  どちらも長期的には、DNAにも損傷を与え、老化や癌に深く関係してきます。

 人間の細胞は、KEAP1というタンパク質で酸化ストレスを感知し、酸化ストレス応答転写因子(Nrf2)による第2相反応(抱合反応)など、様々な防御を試みます。

提供:おかだうえ鍼灸治療院

検索年賀はがき当選番号チェック