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頭痛の原因への対策と治療方法

頭痛の見分け方

種類痛みの症状部位頻度その他の症状
後頭神経痛ズキッ、ピリッとした一瞬の痛み後頭部、耳の後ろ始まると不規則に継続痛む部位のしびれ(ピリピリ)感
緊張型頭痛頭重感、締め付けられる痛み後頭部、こめかみ、主に両側性ほぼ毎日肩こり、首筋の張り、動作時のふらつき
片頭痛  ズキンズキンする脈打つ痛み片側が多いが、両側性もあり月に1〜2回から年数回嘔き気、嘔吐、光や音に過敏

片頭痛(偏頭痛)

 頭の片側や両側に、ズキンズキンという痛みが起こる。吐き気がしたり、光をまぶしく感じたり、音に敏感になる。体を動かすと痛みが増す。
 脳の血管の炎症。脳の血管が拡張した後、ブラジキニンなどによって炎症が引き起こされた状態。血管壁で炎症が起こるため、ズキズキと脈打つように痛む。この炎症は、側頭動脈とよばれる側頭部を走る太い血管で起こるため、主に側頭部で痛むことが多い。

片頭痛(偏頭痛)・酸素不足

 血中に、より酸素を取り入れようと血管が拡張するため、片頭痛が起こる場合があります。

片頭痛(偏頭痛)・セロトニン・女性ホルモン(エストロゲン)

 鎮静効果をもつ神経伝達物質で、脳内と血液内に存在しています。血液内に存在するセロトニンは、血管を収縮させ、興奮を抑える働きをしています。
 増大したセロトニンが減少する時にも片頭痛が起こります。
 女性ホルモン(エストロゲン)とも関係があるため、片頭痛は女性に多い(男性の4倍。30代では2割が悩んでいる)。生理前にエストロゲンが減少すると、血中のセロトニンも減少するため、血管を収縮させておくことができなくなり、脳の血管が拡張して頭痛が起きます。逆に、妊娠中はエストロゲンが多くなるため、楽になります。

片頭痛(偏頭痛)・血小板・環境への適合難(ストレス)

 血小板が血流中で凝集しやすい状態だと、環境への適合難(ストレス)で血小板が血流中で凝集し血管が収縮してしまい、再び血小板と血管の状態を元に戻そうとするため、通常よりも血管が拡張しすぎてしまい、片頭痛が起きます。

緊張型頭痛

 長時間のデスクワークなどによる頭部の筋肉の緊張や、精神的ストレスでおこる。頭全体がギューッと絞め付けられるように痛む。僧帽筋の緊張なども関係していることが多い。
 緊張型頭痛に伴うめまい感はとても多く、肩こり、首筋の張り、頭重感と共にフラッとする、あるいはフラフラするめまい感を主に動いた時に生じます。
 緊張型頭痛は、頭がしめつけられるような痛みを後頭部を中心に、前頭部やこめかみに生じます。悪い姿勢(前屈姿勢)やストレスによる緊張が関与します。治療は筋弛緩薬や安定剤を短い期間服用し、少しずつ体操、ストレッチで筋肉をほぐすと改善します。

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群発頭痛

 一年のうちのきまった時期、毎日きまった時間帯(明け方が多い)に、ズキンズキンという目をえぐられるような激しい痛みが起こる。

一刻も早く救急車(119)をコールすべき頭痛

 上記のような症状が出ている頭痛は、蜘蛛膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、慢性硬膜下血腫などが原因の場合が多く、生命に危険がおよんでいる可能性が高いため、一刻も早く救急車を呼んで下さい。

チラミン

 頭痛を起こすこともある。
 しかし、立ちくらみには有効。
 発酵食品に含まれるモノアミンのチラミンが神経伝達物質として働き、行動を変容させることもある。

片頭痛とセロトニン

 血管性の頭痛で頭皮の動脈が痛みに大きく関係します。血管の壁には痛みを感じる神経が豊富に存在し、その血管が度を越して拡張するとズキンズキンという、血管性頭痛に特有の拍動性の痛みになります。
 セロトニンという神経伝達物質(ホルモンの一種)は血管の収縮・拡張を司る物質で、脳内や血小板、腸壁などに多く含まれ、血液内には殆ど存在しません。ところが、なんらかの刺激で血小板などから急激に多量に放出されることがあります。強力な血管収縮作用があるため、脳の血管は一時縮んでしまい、脳の血液循環が悪くなります。この時にキラキラと光が見えたりする、頭痛の前兆と呼ばれる現象がおこります。
 セロトニンはすぐに分解され尿に出てしまい、今まで収縮していた血管が反動で急激に拡張し、拍動が血管壁から神経を介して頭痛が起こるとされています。
 セロトニンを適度に増やせば、片頭痛は抑えられます。
 セロトニンを直接増やすのではなく、吸収を妨げてセロトニンの血中濃度を保てば良いのです。選択的セロトニン再吸収阻害剤(SSRI)は抗うつ剤ですが、片頭痛の予防効果もあります。
 うつ(鬱)と片頭痛は病態的にどちらもセロトニンが低下して起こる病気です。セロトニンはノルアドレナリンと共にやる気を出させる神経伝達物質であり、それが低下すると気分が滅入ります。その他の系統の抗うつ剤が片頭痛に効く場合もあります。

頭痛を少なくする工夫(チョコレートも要注意)

 血液中での血小板の凝集を防いでいるマグネシウムの摂取を心がける。
 どんな痛みか、どのくらいの頻度か、どんなときに起こるかなどを日記やメモに記しておき、誘引となるものを避ける資料として役立てる。
 例)人込みから帰った時、週末に仕事の忙しさから解放された時、アルコールを飲んだ時、チョコレートを食べた時、など。
 適切な歯の治療を受ける。
 DS元気を活用してください。

頭痛の針治療

 頭痛のため、病院で痛み止めをもらって飲んだが楽にならない、ということで、紹介されて針治療をしました。普段の症例なら、首廻りを楽にすれば、その場で楽になった後、しばらくは軽快化するはずなのに、じきに痛みだしてきました。そこで、念の為、再検査を受けるようにお願いしました。元の病院では同じ処方だったので、別の病院に行かれたそうです。
 頭痛で別の病院に行くと、「これは、、、!?」ということで、さっそく脳のMRI検査をしたところ、脳の中に動脈瘤が3つあり、場所的に1つしか外科的対処をできないが、ということで、緊急手術。長時間に渡る手術の後、しばらくして退院。その後、手術後のケアも兼ねて、再び鍼を受けに来られました。その時は、顔の表情も手術前より、柔らかい感じになっていました。
 頭痛の手術をされたお医者さんも、「事前に鍼をしてもらっていて良かったですね。また鍼も受けに行って下さい」とのこと。手術後の気のダメージは比較的少なく、大手術の割に上手に手術されている様子で、鍼で調整するのも比較的容易でした。

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